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2017.03.27 Monday

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    スポーツを通じた心のバリアフリー

    2016.12.09 Friday

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      本日12月9日(金)本校のバレーボール部女子の1年生が延岡しろやま支援学校にてゴールボールについての講演および体験を行ってきました。

       

      朝課外を受け、一限目の時間帯に出発し延岡しろやま支援学校体育館に到着しました。

      全学校(日向ひまわり支援学校・延岡しろやま支援学校高千穂校・延岡高校・日向高校・星雲高校・延岡しろやま支援学校)が集合し、始めに開会式がありました。

      始まりの挨拶、会場校校長挨拶、講師紹介です。

      開会式後は講演でした。

      ロンドンパラリンピック 金メダリストの安達 阿記子氏が来てくださり、演題「夢に向かって」の講演をしていただきました。

      ゴールボールについての説明とゴールボールの様子を見ました。

      講演内容一部です。

      ゴールボールと出会ったのは22歳の頃。昔は視力がよかったが、14歳の頃,授業中に黒板が見えづらくなり、病院に。診断の結果、右目に病気が見つかりました。完全に見えないわけではないけど、右目だけ見えなかったので、距離感がつかめず運動などが苦手でした。右目だけ見えない生活が続いていたけど、19歳の頃に左目も急に見えなくなり、左目も病気となりました。弱視となり障害者手帳をいただきました。まったく見えない訳ではない。目の前にグーを作ってどこを見るにも、そのグーが邪魔をするイメージ。診断の結果から、目が見えない状態をうけいれたが、小さい頃からやっていたピアノは楽譜などが読めなくなったのでピアノをやめ、だらだらな生活をしていた。そんな生活をしていたら、お母さんに怒られ、自分でできることを探しなさいと言われ、いろいろなことに気づかされた。治療を行っていた病院で自分が何ができるか相談をしました。アドバイスを受け、色んなことを勉強してみたいと思うようになりました。22歳の頃に福岡視力障害センター入所しゴールボールを初めてみてゴールボールを知りました。最初は簡単そうに見えたが、全然できなくて、悔しかった。だけれども、汗をかくことでスッキリし、とても楽しかった。

      この経験から、もっとできるようになりたいと思い、部活にはいった。入ったが基礎の練習をさぼっていたので、いっこうに上達しない。サボっていた基礎が大事と思い基本から練習を頑張った。2007年には日本代表合宿に参加させてもらい、2008年には北京パラリンピックに参加することができた。そのとき、勝ちたいという気持ちが強くあったが、うちにとどめていた。結果は8カ国中7位。とても悔しかった。このときにうちにとどめるのはよくないとおもった。4年後は勝ちたい、金をとりたいと思ったのでそれを口に出すようにした。声にだした。声に出したら、どうすればいいか考える、計画を立てるようになる。計画をたてて、4年間頑張った。2012年のロンドンパラリンピックに参加。大会中、高熱が出て大変だった。が、4年間の頑張りがあり、決勝まで進むことができました。決勝は前回大会一位の圧倒的に強い中国でした。接戦の末、1−0で中国に勝つことができ、すごくうれしかった。この勝利までにたくさんの人に支えてもらいました。勝ったあとは「やったー!」という気持ちと「ありがとう!」という気持ちともう一つ、「夢って叶うんだなー」と思いました。ただ思うだけでは叶わない。言葉にだすこと、どうすればいいか考えて行動するかが大事だとおもいました。

       

      講演後はグループ内で自己紹介をしました。

      自己紹介が終わり、ゴールボールを安達選手より説明していただきました。ボールの重さは1.25kg アイシェードで完全に見えない状態にします。

      実際にゴールボールを体験しました。(練習)ボールに触ってみたり、アイシェードをつけたり、名前を呼んでパスを行ったりと、ゴールボールを体験しました。

      最後にゲーム形式で、ゴールボールを行いました。実際にやってみると、ボールの位置感覚がつかめず、ボールをキャッチすることが難しいです。

      ゲーム後は閉会式。

      安達選手がロンドンパラリンピックでとった金メダルをもってきているということで

      閉会式後に触らせてもらいました。

      そして最後に記念撮影まで。

      生徒たちは今日ゴールボールをやってたくさんの人に出会い、たくさんの人とつながったと思います。ゴールボールのこともより多く知ることができました。スポーツを通してまた一段と成長することができました。本当に貴重な体験をありがとうございました。

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