1学期終業の日
2014.07.31 Thursday
1学期終業の日ですので、大清掃を行いました。あいにくの天気でしたが、教室の床にワックスがけもしました。
( 1学期の埃を払い、教室もすっきりしました )
大清掃の後は、体育館で終業式です。黒木校長先生のお話がありました。
( みんな真剣に聴き入っていました )
お話の要旨です。
素敵な星雲高校生が育っています。先輩から後輩への良い影響もあるのでしょう。正門からの短い下り坂で、誰も見ていないのに、ちゃんと自転車から降りて押して歩く生徒の姿を見ると、明日も頑張ろうと言う気持ちになります。
1学期の心残りは野球定期戦の始球式でストライクが取れなかったことですが(笑)、皆さんには何かやり残したことはありませんか?
もうすぐ今日が終わる やり残したことはないかい
親友と語り合ったかい? 燃えるような恋をしたかい
一生忘れないような出来事に出会えたかい
かけがえのない時間を胸に刻み込んだかい ( かりゆし58 「オワリはじまり」より )
私は16歳の夏が忘れられません。一生の親友と出会った夏だからです。野球の合宿練習で精神的にも肉体的にもとっても苦しかった夏だったからです。17歳の夏には怪我で試合に出られなかったり、18歳の夏も延長サヨナラで甲子園への夢が叶わなかったりしました。でも、親友であり同じポジションを争うライバルと過ごしたかけがえのない高校時代の夏でした。辛く苦しい夏こそいつまでも思い出に残るものです。
その親友は全国で売上トップの自動車セールスマンになったのですが、あるとき病に冒され、術後には容体も大変思わしくない状態になってしまいました。亡くなるまでの半年の間、毎日毎日病室を訪れ、反応のかえってこない親友に語りかけたり、野球のボールを握らせたり、高校時代の試合のラジオ中継の録音を聞かせました。そんな回復への望みを砕くような、心ない医師の「治らない」のひと言が許せないこともありました。この経験から、医学を志す教え子には、命を軽んじるような心ない医師にだけはなってほしくないと伝えていますが、ここにいる私たちみんなも同じです。命は大事です。自分の命、他人の命。心も身体も絶対に傷つけてはいけないものです。
短い夏休み、やることはたくさんあるけれど、一生の思い出となる夏を過ごしてほしい。その夏は苦しくて、目の前には壁が立ちはだかるけれど、皆さんをたくましい大人にしてくれます。そして、自分の命も他人の命も大切に、傷つけることのない夏を過ごしてほしい。
校歌を全員で歌いました。ただ、声がちょっと小さかったため、先生方から「アンコール」(笑)がかかりました。2回目は校歌の1番だけを歌いました。
全校集会では野球部を代表して甲斐鴻太君が宮崎日大戦のお礼を述べました。
「応援の力があったから強いチームと五分五分の力ができた。受験は団体戦と言われるのも理解できた。次は、応援の力を合わせてラグビー部を花園に送りたい。」
ブログで紹介した以外にも、進路指導部・生徒指導部の話、学年集会・LHR…と、終業の日の内容は盛りだくさんで紹介しきれません。( 1年生諸君はこれに加えて通知票や夏休みの宿題、私物持ち帰りなど初めての経験でめまぐるしい1日だったかもしれません… ) ただ、今日のお話や連絡次項は大切な事ばかりですので、おうちでゆっくりしながら再度思い返したり、確認をしてほしいと思います。まずは「夏休みの心得」を保護者の方とじっくり読んでみましょう。
( 1学期の埃を払い、教室もすっきりしました )
大清掃の後は、体育館で終業式です。黒木校長先生のお話がありました。
( みんな真剣に聴き入っていました )
お話の要旨です。
素敵な星雲高校生が育っています。先輩から後輩への良い影響もあるのでしょう。正門からの短い下り坂で、誰も見ていないのに、ちゃんと自転車から降りて押して歩く生徒の姿を見ると、明日も頑張ろうと言う気持ちになります。
1学期の心残りは野球定期戦の始球式でストライクが取れなかったことですが(笑)、皆さんには何かやり残したことはありませんか?
もうすぐ今日が終わる やり残したことはないかい
親友と語り合ったかい? 燃えるような恋をしたかい
一生忘れないような出来事に出会えたかい
かけがえのない時間を胸に刻み込んだかい ( かりゆし58 「オワリはじまり」より )
私は16歳の夏が忘れられません。一生の親友と出会った夏だからです。野球の合宿練習で精神的にも肉体的にもとっても苦しかった夏だったからです。17歳の夏には怪我で試合に出られなかったり、18歳の夏も延長サヨナラで甲子園への夢が叶わなかったりしました。でも、親友であり同じポジションを争うライバルと過ごしたかけがえのない高校時代の夏でした。辛く苦しい夏こそいつまでも思い出に残るものです。
その親友は全国で売上トップの自動車セールスマンになったのですが、あるとき病に冒され、術後には容体も大変思わしくない状態になってしまいました。亡くなるまでの半年の間、毎日毎日病室を訪れ、反応のかえってこない親友に語りかけたり、野球のボールを握らせたり、高校時代の試合のラジオ中継の録音を聞かせました。そんな回復への望みを砕くような、心ない医師の「治らない」のひと言が許せないこともありました。この経験から、医学を志す教え子には、命を軽んじるような心ない医師にだけはなってほしくないと伝えていますが、ここにいる私たちみんなも同じです。命は大事です。自分の命、他人の命。心も身体も絶対に傷つけてはいけないものです。
短い夏休み、やることはたくさんあるけれど、一生の思い出となる夏を過ごしてほしい。その夏は苦しくて、目の前には壁が立ちはだかるけれど、皆さんをたくましい大人にしてくれます。そして、自分の命も他人の命も大切に、傷つけることのない夏を過ごしてほしい。
校歌を全員で歌いました。ただ、声がちょっと小さかったため、先生方から「アンコール」(笑)がかかりました。2回目は校歌の1番だけを歌いました。
全校集会では野球部を代表して甲斐鴻太君が宮崎日大戦のお礼を述べました。
「応援の力があったから強いチームと五分五分の力ができた。受験は団体戦と言われるのも理解できた。次は、応援の力を合わせてラグビー部を花園に送りたい。」
ブログで紹介した以外にも、進路指導部・生徒指導部の話、学年集会・LHR…と、終業の日の内容は盛りだくさんで紹介しきれません。( 1年生諸君はこれに加えて通知票や夏休みの宿題、私物持ち帰りなど初めての経験でめまぐるしい1日だったかもしれません… ) ただ、今日のお話や連絡次項は大切な事ばかりですので、おうちでゆっくりしながら再度思い返したり、確認をしてほしいと思います。まずは「夏休みの心得」を保護者の方とじっくり読んでみましょう。
総合学習「DIGで地域を把握しよう。」
2014.07.29 Tuesday
1年生全員でDIGを実施しました。
DIG(ディグ)は、災害(Disaster)のD、想像力(Imagination)のI、ゲーム(Game)のGの頭文字を取って名付けられた、誰でも企画・運営できる、簡単な災害図上訓練ノウハウの名前です。dig は「掘る」という意味の英語の動詞ですが、転じて「探求する」「理解する」といった意味もあり、このことから、「防災意識を掘り起こす」「まちを探求する」「災害を理解する」という意味も込められています。(岐阜県『災害図上訓練 指導者の手引』より)
講師の先生は地域安全学会顧問で防災教育の第一人者である宮本英治先生と、DIG考案者のおひとりである富士常葉大学準教授の小村隆史先生でした。
また、NPO法人宮崎県防災士ネットワークの猪狩会長をはじめ8名の防災士の方々にも協力していただきました。
生徒たちは、DIGを実施する前に「大切なもの」「家族や地域を守るために」「地震が起きてから一段落するまでに何をするか」等について、アイデアを出し合いました。
それぞれが出し合った意見を分類しながら、「被害をださない」ためにはどうあるべきか、「良き支援者である」ためには何をすべきかについての理解を深めました。
さて、いよいよDIGです。延岡市の新旧2つの地図を用いて、市街地の変遷や地形の変化を書きこんでいきました。昭和の延岡市と平成の延岡市の違いから、起こりうる災害について学びました。
星雲高校への通学路のほとんどが津波浸水想定域であることに驚いた様子でしたが、通学途中で地震津波が起こった場合の避難場所を確認しました。
最後に、「巨大海溝地震が来るまでに20年あるとして、どうしたらよいでしょう?」と問われました。
「未来のために」できることを考え、各クラスの代表グループが発表しました。「防災についての知識を深める」「防波堤を築く」「高台に家を構える」「避難路を整備する」…。
本日の学習をとおして、「大切なものを守る」ために「自分はどうする」つもりか、「何ができる」のかについて理解を深めることができたと思います。
「ソーシャル・キャピタル」という言葉があります。インフラなどの「社会資本」ではなく、社会や地域の結びつきを示す「社会関係資本」という意味です。抽象的ですが「絆」と理解することもできます。
「東日本大震災のさい、人々は互いに譲り合い、整然と行動した。自分を犠牲にしてでも弱い者を救った。これは、決して見返りを期待しての行動ではなく、絆や他者への信頼、思いやりの表れであった。このような絆や互酬性の規範をソーシャル・キャピタル(社会関係資本)という。」
DIG(ディグ)は、災害(Disaster)のD、想像力(Imagination)のI、ゲーム(Game)のGの頭文字を取って名付けられた、誰でも企画・運営できる、簡単な災害図上訓練ノウハウの名前です。dig は「掘る」という意味の英語の動詞ですが、転じて「探求する」「理解する」といった意味もあり、このことから、「防災意識を掘り起こす」「まちを探求する」「災害を理解する」という意味も込められています。(岐阜県『災害図上訓練 指導者の手引』より)
講師の先生は地域安全学会顧問で防災教育の第一人者である宮本英治先生と、DIG考案者のおひとりである富士常葉大学準教授の小村隆史先生でした。
また、NPO法人宮崎県防災士ネットワークの猪狩会長をはじめ8名の防災士の方々にも協力していただきました。
生徒たちは、DIGを実施する前に「大切なもの」「家族や地域を守るために」「地震が起きてから一段落するまでに何をするか」等について、アイデアを出し合いました。
それぞれが出し合った意見を分類しながら、「被害をださない」ためにはどうあるべきか、「良き支援者である」ためには何をすべきかについての理解を深めました。
さて、いよいよDIGです。延岡市の新旧2つの地図を用いて、市街地の変遷や地形の変化を書きこんでいきました。昭和の延岡市と平成の延岡市の違いから、起こりうる災害について学びました。
星雲高校への通学路のほとんどが津波浸水想定域であることに驚いた様子でしたが、通学途中で地震津波が起こった場合の避難場所を確認しました。
最後に、「巨大海溝地震が来るまでに20年あるとして、どうしたらよいでしょう?」と問われました。
「未来のために」できることを考え、各クラスの代表グループが発表しました。「防災についての知識を深める」「防波堤を築く」「高台に家を構える」「避難路を整備する」…。
本日の学習をとおして、「大切なものを守る」ために「自分はどうする」つもりか、「何ができる」のかについて理解を深めることができたと思います。
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「ソーシャル・キャピタル」という言葉があります。インフラなどの「社会資本」ではなく、社会や地域の結びつきを示す「社会関係資本」という意味です。抽象的ですが「絆」と理解することもできます。
「東日本大震災のさい、人々は互いに譲り合い、整然と行動した。自分を犠牲にしてでも弱い者を救った。これは、決して見返りを期待しての行動ではなく、絆や他者への信頼、思いやりの表れであった。このような絆や互酬性の規範をソーシャル・キャピタル(社会関係資本)という。」
稲葉陽二『ソーシャル・キャピタル入門〜孤立から絆へ〜』(中公新書)より
巨大海溝地震が20年〜30年後に起きるとしたら、星雲高校10回生諸君が35歳から45歳くらいです。君たちが自身が「ソーシャル・キャピタル」であるとともに、それを育み蓄積していくことが「大切なものを守る」ことにつながるのではないかと思いました。2学年進路ガイダンスを開催しました
2014.07.28 Monday
2年生全員と保護者の方(希望者)を対象に2学年進路ガイダンスを実施しました。
目的は、各学校別の学科内容・入試・卒業後の就職先等の説明を受け、見識を広めるとともに自己の
進路決定の参考とするためです。
資料コーナーには国公立大学をはじめ多くの学校のパンフレットが用意されました。
体育館を会場とし、全部で28ものブースが設営されました。暑い中ですが講師の先生の説明に熱心
に耳を傾けていました。
左の写真は宮崎公立大学のブースです。主な分野は人文、国際文化、文化・言語、メディア・コミュ
ニケーション、国際政治経済です。右の写真は地元の九州保健福祉大学での説明の様子です。来春に
開設される予定の生命医科学部生命医科学科についての説明が行われていました。
〜2学年の進路ガイダンス開催に参加していただいた学校(順不同)〜
宮崎公立大学、鹿児島国際大学、中村学園大学・中村学園短期大学部、九州保健福祉大学、
熊本保健科学大学、別府溝部学園短期大学、香蘭女子短期大学、宮崎産業経営大学、
別府大学・別府大学短期大学部、日本文理大学、南九州大学・南九州短期大学部、
福岡工業大学・福岡工業大学短期大学部、第一薬科大学、長崎国際大学、志學館大学
環太平洋大学、精華女子短期大学、KCS福岡情報専門学校、
麻生情報ビジネス専門学校・麻生医療福祉専門学校福岡校・麻生外語観光&製菓専門学校
・麻生建築&デザイン専門学校・麻生公務員専門学校福岡校・専門学校麻生工科自動車大学校
・専修学校麻生ビューティーカレッジ・専門学校麻生リハビリテーション大学校、
宮崎情報ビジネス専門学校・大原簿記公務員専門学校宮崎校、日本工学院専門学校・
日本工学院八王子専門学校、専門学校日本デザイナー学院九州校、宮崎保健福祉専門学校、
九州保健福祉大学総合医療専門学校、日本文理大学医療専門学校、日南看護専門学校、
福岡大村美容ファッション専門学校、中日本航空専門学校・中日本自動車短期大学
(資料参加:宮崎学園短期大学、専門学校福岡ビジョナリーアーツ、
専門学校麻生看護大学校、福岡建設専門学校、ライセンスアカデミー)
目的は、各学校別の学科内容・入試・卒業後の就職先等の説明を受け、見識を広めるとともに自己の
進路決定の参考とするためです。
資料コーナーには国公立大学をはじめ多くの学校のパンフレットが用意されました。
体育館を会場とし、全部で28ものブースが設営されました。暑い中ですが講師の先生の説明に熱心
に耳を傾けていました。
左の写真は宮崎公立大学のブースです。主な分野は人文、国際文化、文化・言語、メディア・コミュ
ニケーション、国際政治経済です。右の写真は地元の九州保健福祉大学での説明の様子です。来春に
開設される予定の生命医科学部生命医科学科についての説明が行われていました。
〜2学年の進路ガイダンス開催に参加していただいた学校(順不同)〜
宮崎公立大学、鹿児島国際大学、中村学園大学・中村学園短期大学部、九州保健福祉大学、
熊本保健科学大学、別府溝部学園短期大学、香蘭女子短期大学、宮崎産業経営大学、
別府大学・別府大学短期大学部、日本文理大学、南九州大学・南九州短期大学部、
福岡工業大学・福岡工業大学短期大学部、第一薬科大学、長崎国際大学、志學館大学
環太平洋大学、精華女子短期大学、KCS福岡情報専門学校、
麻生情報ビジネス専門学校・麻生医療福祉専門学校福岡校・麻生外語観光&製菓専門学校
・麻生建築&デザイン専門学校・麻生公務員専門学校福岡校・専門学校麻生工科自動車大学校
・専修学校麻生ビューティーカレッジ・専門学校麻生リハビリテーション大学校、
宮崎情報ビジネス専門学校・大原簿記公務員専門学校宮崎校、日本工学院専門学校・
日本工学院八王子専門学校、専門学校日本デザイナー学院九州校、宮崎保健福祉専門学校、
九州保健福祉大学総合医療専門学校、日本文理大学医療専門学校、日南看護専門学校、
福岡大村美容ファッション専門学校、中日本航空専門学校・中日本自動車短期大学
(資料参加:宮崎学園短期大学、専門学校福岡ビジョナリーアーツ、
専門学校麻生看護大学校、福岡建設専門学校、ライセンスアカデミー)